ロシア・プレミアリーグ第15節クラスノダール対ゼニト戦 試合結果
追加 | 筆者 Mark | コメント
ロシア・プレミアリーグ第15節クラスノダール対ゼニト戦 試合結果

1030日ロシア・プレミアリーグ第15節クラスノダール対ゼニト戦が行われ、01でゼニトが勝利しました!!

クラスノダール:0

ゼニト:187分クジャエフ)

 

ゼニト出場メンバー

GK

41ケルジャコフ

 

DF

3サントス

28アリプ→2チスチャコフ(46分)

15カラヴァエフ

55ロドリガオ

 

MF

5バリオス

8ヴェンデウ

10マウコム→21 エロヒン(90分)

14クジャエフ

11クラウジーニョ17モストヴォイ77分)

 

FW

33 セルゲェエフ31マントゥアン(77分)

 

試合後のセマク監督インタビュー抜粋

セマク:面白く、緊張感のある試合になった。前半はあまりうまくいかず、プレスやインテンシティ、動きやプレーの質などは見たかった姿ではなかった。後半はとても良くなり、惜しいチャンスを作り出し、ゴールを決めることができた。終盤にフラストレーションを感じないためにも、より多くのゴールが欲しかった。こういった試合はチームのため、チームカラーを出すために、とても必要になる。コーチ陣の働きにはとても満足している。また後半のクオリティと結果にもとても満足だ。勝利に値する内容だったと思う。

クラスノダールに言及すると、今日は満員のスタジアムがあり、また首位を目指すチームとしての大きなモチベーションが感じられ、これらが選手たちに力と貪欲さを与えていたと思う。試合は非常に面白く、時に歯痒く、激しいものになった。その中でなんとかゴールを奪い、勝利することができた。このとても重要で勝つ必要のあった試合に勝利でき、チームとサポーターを祝いたい。

 

・ゼニトは勝利のために十分なプレーをしていたが、勝利を挙げるのはどのくらい難しかったか。クジャエフが終盤ペナルティキックを蹴った時、サファノフ(クラスノダールのGK)が蹴る方向を予測していたように見えなかったか?

→私にもそのように見えた。サファノフはクジャエフのクセを知っていたのだろう。そしてクジャエフも最後まで粘った。もちろんフラストレーションは生じたよ。

 

試合の難しさに関しては、想定していたものだった。雨も少し影響した。ピッチも悪かった。ただ前半は簡単な場面でミスが多かった。セルゲェエフが一対一でチャンスを迎えた時、クジャエフはボールを浮かしてしまった。ものにする必要のあったシーンはいくつかあった。簡単なピッチコンディションではなかったが、後半は動きが良くなり、ボールもコントロールできていた。ミスも減り、特に攻撃の流れの中で素晴らしいコンビネーションと惜しいチャンスが生み出されていた。後半はゼニトのプレーによってとても良い内容になっていた。

 

クラスノダールのアウェイ戦で簡単な試合は過去に無かった。アディショナルタイムで得点することも何度かあった。1819シーズンを思い出して欲しい。あまりにも出来すぎたシナリオだ。今日も、過去の試合も。例えば02で負けていても22に追いついたりもした。どの試合も緊張感のある試合であり、今日の試合が例外なわけではない。

 

・試合後、監督はコルドバ(クラスノダールDF)と口論があった言われているが事実か?

→そんな事実はない。握手を交わし、ゲームを讃えあっていた

 

・攻撃面でいうと、クラスノダールのようなゼニトの後ろにあるチームと試合をするのは退屈ではないか?先週、マウコムかクラウジーニョがインタビューでゼニトはとても強くなっており、チャンピオンズリーグでは全く別の姿を見せられるはずだと語っていた。監督はどのように思っているか

→退屈か否かの質問だが、もちろん退屈していない。緊張感は常に各試合前に生まれているし、チームの中で試合に無関心な選手を見たことはない。誰かがプレー機会が少なければ満足ではないが、これがチームに影響を与えるわけではなく、全員が最大限チームのためにあろうと努力している。

我々のプレーに関して触れると、最近のチームは以前よりもよりヨーロッパのサッカーをしている。インテンシティの部分、スピードの部分でだ。チーム作りはとても難しい。長期契約はごく僅かで、誰かが退団すれば、我々のビジョンに近づける選手を探さなければならない。我々のビジョンは他のトーナメントでの競争力を意識している。最近のチームに触れると、動きとアグレッシブさの部分で強くなっていると思う。

もちろん、チームには弱い部分もある。だがチームはそこに対し働きかけている。国際的なチームであることは変えるつもりはない。ある選手が加入したら、彼らをチームのプレーの中に入れ、ある期間は最も問題である部分により取り組む必要がある。何が起こるかを予想するのは無意味で、多くのことはメンタルと結びついている。面白いプレーとインテンシティの面では、チームは一歩以前よりも前進したと思っている。

 

・ここ最近、プレミアリーグのロシア人選手と外国人選手によるオールスター戦のアイディアが聞こえている。ゼニトには多くの外国人選手がおり、重要な役割を得ている一方、代表に全員が選ばれているわけではない。外国人選手チームとロシア代表の試合を行う、このアイディアに関してどのように考えているか

→難しい質問だが、そんな試合が見られるのであれば、とても興味深いものだろう。ゼニトだけが外国人選手を起用しているわけではなく、CSKAにはカラスカルやメディナが、スパルタクにはプロメスがプレーしている。外国人選手たちは、クオリティとリーグのレベルを上げ、ロシア人選手たちも影響を受けている。これは単純な競争の話だ。もしゼニト選手たちが自分のレベルを引き上げていけば・・・。クラスノダールのフロント陣も外国人のGKを獲得する考えはないだろう。なぜならサファノフはリーグ屈指のGKだからだ。スペルツャンも素晴らしい選手の一人で、彼のポジションに他の外国人選手は必要ない。これは良いことだ。そして競争に勝てるロシア人選手はいずれにせよプレーできる。プレーできない選手は、外国人選手とポジション争いをするために成長する必要がある。成長するために、うまい選手たちと競走する機会があることは素晴らしいことだ。

 

・カタールW杯は見る予定か?どのチームに魅力を感じるか?

→どのチームに魅力を感じるかはまだわからない。大会を見るか否かは、もちろん見るだろう。代表レベルではトップの大会だ。W杯を見るのはとても面白い。選手の状態の面から見てもだ。W杯前の準備は3週間程度しかないだろう。大会はヨーロッパのリーグ戦の最中に行われるため、動きや積極性、選手の状態の面はとても興味深いんだ。試合の熱量、クオリテイも疑いなく面白いものになるだろう。私は歩くのと同時にW杯とヨーロッパ選手権を見始めた。サッカーを愛する人にとって、これはお祭りなんだ。

 

筆者:Yoshiki Kato

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