
11月5日ロシア・プレミアリーグ第16節ゼニト対アフマト戦が行われ、1−2でアフマトが勝利しました
ゼニト:1(65分モストヴォイ)
アフマト:2(1分ハーリン、8分コナテ)
ゼニト出場メンバー
GK
41ケルジャコフ
DF
3サントス
2チスチャコフ→4クルゴヴォイ(32分)
6ロヴレン
15カラヴァエフ→17モストヴォイ⚽️(46分)
MF
5バリオス→21 エロヒン(90分)
8ヴェンデウ
10マウコム→31マントゥアン(88分)
14クジャエフ
11クラウジーニョ
FW
33 セルゲェエフ→33カシエラ(88分)
試合後のセマク監督インタビュー抜粋
セマク:残念ながら試合の入り方が全てのプレーに影響を与えてしまった。前半、特に序盤に守備が定まらない中で、失点をしてしまった。後半はうまくプレーしたが、追いつくまでにあと1ゴール足りなかった。もっと得点をする必要があり、チャンスもあったが、うまくいかなった。次の試合に向けて準備していきたい。
・前半の10分間に何があったのか
→映像を見てから結論を出す必要がある。守備におけるプレースピードを前提に立て直しを図ったが、タッチラインから見るとそれはかなり難しいものだった。
2失点目に関して触れると、チスチャコフのミスであるのは明らかだ。他の場面に関しては彼一人の責任ではない。残念なことにチスチャコフはなんらかの影響であまり自信を持ってプレーしているようには見えず、またディフェンスラインは相手に何度も背後のスペースを与えてしまった。悪いタイミングで立て直しを図り、誤ったスピード感でプレーしていた。
攻撃に関しては、前半は勢いが足りなかったが、後半は修正し、シュートやチャンスシーンも多かった。前半のプレーの質は明らかに物足りないものだったが、後半は質の面では向上した。しかし同点になるためにはゴールが足りなかった。
・チスチャコフは今シーズン、先発出場していないが、なんらかの影響があったのか
→前節では45分間素晴らしいプレーを見せてくれた。その試合では良い入り方をし、プレーしたが、今日の試合は我々の求めている姿ではなかった。
・アフマトとはアウェイ戦がドロー、今日の試合は敗戦した。今シーズン、ゼニトとこのような試合結果になっているチームは他にない。何か特別なことはあるのか
→特別なことは何もない。どのシーズンでも勝ち点を奪ってくるチームは存在する。ルビンカザンにも引き分けと敗戦をしているし、ソチともそうだ。今シーズンはアフマトだった。残念だが、毎年このようなことは起こっている。
・チスチャコフの代わりにクルゴヴォイを出場させ、中央にドウグラス・サントスを置いた。しかし控えにはアリプもいた。監督はアリプのプレーに期待値がないのか
→そんなことは全くない。チスチャコフとクルゴヴォイを交代させたのは、サントスとバリオスを使って、3バックに組み直すことができたからだ。必要に応じてサントスを前線に上がらせつつ、バリオスを後ろに下げることができた。このことを念頭に交代を行ったが、これはサントスだからできて、アリプにはできないプレーだった。負けている状況で、攻撃を全面的に強化することが必要であった。このため交代はカラヴァエフであり、より攻撃的なプレーヤーであるクジャエフは残した。これらは攻撃にフォーカスしたためである。
・15節を終えた時点で、2位との勝ち点差も大きく、リーグ前半戦で多数の記録をゼニトは達成した。タイトルを勝ち取る、リーグ5連覇、エンブレムに二つ目の星をつける以外の目標やモチベーションはあるのか。あれば一体それは何か?無敗優勝か?ホーム戦無敗か?あるいはそれらはなんの意味も持たないものか?
→これらは全て結果に紐づくものだ。記録や賞賛は選手たちを重要な目的から遠ざけてしまうものだ。彼らの目的は、常にフルタイムで試合に出場し、良いプレーを見せることだ。どの試合でもプレーの質と貪欲さを見るために、我々全員が努力する必要がある。そうして結果がついてくるのだ。全てのレコードに関して触れると、我々の使命はリーグ優勝することだが、それが簡単なことだとはチームの誰一人として思っていない。どんな試合にも、様々な要因で負けることは十分にある。我々の仕事は勝ち点を失う試合を極力減らし、どの試合でも勝利できるように努めることだ。シーズン終盤にどうなっているかを見ていこう。今日の時点では、無敗優勝をするための準備はできていなかった
筆者:Yoshiki Kato