
10月2日ロシア・プレミアリーグ第11節ゼニト対ロストフ戦が行われ、3−1でゼニトが勝利しました!
ゼニト:3(14分マウコム、65分ヴェンデウ、77分クジャエフ)
ロストフ:1(47分コムリチェンコ)
ゼニト出場メンバー
GK
41ケルジャコフ
DF
3サントス
6ロヴレン
15カラヴァエフ
55ロドリガオ
MF
5バリオス→19ストルミン(88分)
8ヴェンデウ⚽️→21エロヒン(88分)
10マウコム⚽️
17モストヴォイ→14クジャエフ⚽️(64分)
11クラウジーニョ→31マントゥアン(73分)
FW
30カシエラ→33セルゲェエフ(46分)
試合後のセマク監督インタビュー
セマク:とても難しい試合だった。前半は自分たちのプレー、プレークオリテイの面で全てが上手くいかなかった。チャンスは十分にあったが、ボールコントロールを相手に譲ってしまった。後半ははるかに良いプレーができていた。より積極的なプレーが見られた。ボールコントロールも良くなり、プレスでのボール奪取とポゼッションで多くのチャンスが生まれた。勝利に値するサッカーであり、特に後半の出来はとても良かった。
・カシエラをハーフタイムで交代させた理由は?
→セルゲェエフはよりプレスに積極的な選手で、運動量も多い選手だ。そしてボールコントロールを長くさせないために、セルゲェエフとクジャエフを出場させた。この二人は多くの運動量があり、プレッシングで良いプレーを発揮してくれる選手だ。
・前半ロストフが短いパスを通すのを恐れずにプレーしていたことに驚きはなかったか?何かしらの修正をする必要性はなかったか
→驚きはなかった。この点は準備をしていた。我々が高いブロックに晒されながらプレーした際、我々には二つの選択肢があった。前半は全てがうまくいったわけではないが、後半は遥かに良くなった。
・クラウジーニョのプレーに満足しているか?彼はレフェリーのジャッジ、ゲーム進行に感情的に反応していたように見えた。このことが彼のプレーを阻害していたようにも感じた
→今日のクラウジーニョは非常に良いプレーをしていた。調子は上がってきている。先制ゴールのシーンでは少しではあるが関与していた。フィニッシュの場面では、出されたパスの精度が足りないシーンもあった。しかし、動きもクオリティも気持ちの部分でも、今日の彼は決して悪い状態では無かった。完璧な状態でないかもしれないが、それでも良いプレーを見せてくれた。
・今日の試合や前の試合のように、8人の外国人選手が起用できることは、リーグの他のどのクラブに対してもメリットであると考えているか?またマウコムとクラウジーニョがロシア国籍のパスポートを取得できると思うか
→選手がロシア国籍を取得したいと思うのなら、それはとても素晴らしいことだ。彼らがロシアのパスポートを取得することで、クラブは税制面などの恩恵も受けることになる。コーチのウィリアム・デ・オリヴェイラもロシアのパスポートを持っている。彼も、マウコムもクラウジーニョもロシアでの生活を気に入っている。彼らがロシアのパスポートを取得したいと思うのは、悪いことではないだろう。
クラブとしては、選手クオリティと目の前の課題に目を向ける必要がある。チーム内のスタメン争いが激しければ激しいほどチームにはプラスに働く。外国人選手に触れると、彼らも常に良いコンディションであり続け、競争に勝ち続けなくてはならない。例えばモストヴォイが外国人選手よりも良い状態であれば、彼を起用するだろう。逆に調子が悪ければプレーすることはできない。競争はチーム力を増してくれる唯一の方法だ。毎年、成長する必要があり、前進する必要がある。留まっていてはいけない。ある選手は出場できるが、ある選手は試合に出られないのだ。ある選手はあるシーズンでチームを牽引するが、他の誰かは別のシーズンで同じことをするかもしれない。例えばエロヒンは昨シーズン、チームのためによく働いてくれた。今シーズンはある選手が調子を落としても、次のシーズンはまた別の選手が調子を落とすかもしれない。あるいはチームを救うかもしれない。フットボールは11人でプレーするものでもなく、ましてや外国人8人でやるものでもない。チームには、試合に向けて準備している23人の選手がいて、どの選手も練習と試合の中で自分自身の時間を差し出してくれている。皆が誰にも何も提供することはない。彼らがチームで示すのは、チームスピリット、勝利への渇望と、正しい行動だけだ。そしてその後に個人の技能だ。
・ゼニトは2位のチームと6ポイント差をつけている。今後の試合も下位のチームとの試合だ。ファケルやニージニーノヴゴロドとの試合はミスマッチとは言えないか?
→どのチームとの戦いも簡単では無い。ファケルはとてもアグレッシブチームで、一対一を多く仕掛けてくる。また芝の状態も悪い。そしてサポーターの声援もある。ある1チームが楽に勝てるとは思っていない。それはディナモもスパルタクもロコモティフも同じだ。我々を待っているのは困難なゲームばかりだ。難しいリーグであり、簡単に力を出し切れる試合なんて指で数える程度しかないだろう。それは昨シーズンも今シーズンもだ。残りの試合はどれも難しく、勝つためには最大限の力を費やす必要がある。
Author: Yoshiki Kato