ロシア・プレミアリーグ第19節ゼニト対スパルタク・モスクワ戦 試合結果
追加 | 筆者 Yoshiki Kato | コメント
ロシア・プレミアリーグ第19節ゼニト対スパルタク・モスクワ戦 試合結果

12月16日ロシア・プレミアリーグ第19節ゼニト対スパルタク・モスクワの試合が行われ、3−1でゼニトが勝利しました!!!!

ゼニト:3(8分アズムン、73分ラキツキー、90分ジューバ)
ディナモ・モスクワ:1(22分オウンゴール)

GK
99 ルニョフ

DF
3 サントス→ 18 ジルコフ(67分)
6 ロヴレン
44 ラキツキー⚽️

MF
19 ストルミン
27 オズドエフ
5 バリオス
20 ウェンデウ→ 11 ドリウッシ(81分)
8 マウコム→ 14 クジャエフ(81分)

FW
7 アズムン⚽️→ 21 エロヒン(88分)
22 ジューバ⚽️

以下、セマク監督試合後インタビュー抜粋

セマク:試合始めから最後まで良い試合だった。オウンゴールを除けば、非常にアクティブにプレーし、チャンスを作り出し、ゴールを奪うことができた。素晴らしい試合で、素晴らしい結果だ。チームを称えたい。どの選手も結果とゲームのクオリティからポジティブな気持ちを得ることができた。

・3ゴール目はより早く奪うことができたはずだが、多くの攻撃はシュートまで至らなかった。選手に協調性が足りていないように見えたが、これはなぜ生じたのか
→我々は十分な数のシュートを放っていたと思う。もちろん全ての場面でシュートまで、もしくははっきりとしたチャンスまで持ち込むことはできなかったが、いずれにしてもチャンスを作り出すことはできていた。連携面に関しては、自分のポジション以外でプレーした選手、ウェンデウのような自分の調子を取り戻しつつある選手がいる。ウェンデウはよりチームメイトとプレーする時間が必要だ。プレーした時間はまだ非常に少ない。全体的には良いプレーができていた。全ての場面を決めることは不可能なことだ。トゥーラではゴールを決めることができず、勝つことができなかった。今日は3ゴール奪うことができ、満足している。

・今日の試合、ゼニトはトップレベルの選手を招集したが、チームとして戦うには時間が足りていなかった。冬季休暇は十分なものか。またパンデミックの中で、どこで冬季合宿を行うのか
→もちろん、時間はさほど残されていない。冬は2回の合宿を行う予定で、合宿はうまくいくことだろう。選手達をいつもの、あるいは別のポジションでプレーさせ、テストし、彼らの可能性を測っていきたい。また若手選手は必要な戦術理解と課題を得られるだろう。このようなスケジュールで、これらを試すことは難しいことだった。

最初の合宿は1月15日から27日までドバイで行う予定だ。2回目の合宿は暗礁に乗り上げている。状況を見て判断するだろう。我々には練習相手になるチームが必要だ。どこに行けるかを検討していくつもりだ。

・後半にマウコムが倒されたシーンを監督はリプレイで見ていた。なぜ試合中にあのようなことをしていたのか。主審がVAR検証をしないことがはっきりしているのにリプレイを確認することは注意をそらし、エネルギーを使うだけだと思うが。
→なぜ主審が戻らないと言い切れるのだ。第一にファールはエリア手前、数センチのところで起きた。そのため主審は確認することはなかった。我々はVAR検証があり得るか否かを確認していた。加えて、選手達のためにファールの有無を知っておく必要がある。これは試合の流れに影響し、審判にとってもその場面や別の場面で正しいジャッジを行うために大切な見解だ。さらに加えると、修正を行うために誰がどこでプレーしていたのかを見ている。リプレイは、試合分析を行うための補填的な要素になる。

・今シーズン、バリオスは以前見せていたプレーを披露できていない。ミスが目立つが、冬の中断期間でこの問題をどう解決するのか
→まず初めに、バリオスは休む必要がある。今シーズンと昨シーズンの間で、選手達、特に外国人選手達はほとんど故郷に帰れていない。稀な例外を除けば、どの選手も何かしらの困難にぶつかっていた。負傷しない選手も、多くはなかった。ある選手は負傷し、自分のコンディションを取り戻す必要があった。問題は山積みだった。問題はバリオスだけに限った話ではない。ただバリオスが現在のレベルから下がらないことに我々は慣れてしまっている。もちろん、バリオスにとっては他の選手同様、難しい状況にあった。しかし、変更やローテーションを利用し、多くの選手を負傷で失いながらも、我々は今の良い状態をキープすることができた。

・右サイドバックの選手を新たに獲得する予定はあるか。あるいはストルミンの活躍により、必要なくなったのか
→ストルミンの活躍はサプライズだ。もちろん、3バックシステムの時にストルミンが右サイドを務められることを理解していた。だが、彼がいくらか自信を持って、4バックでもプレーしているのは我々にとってサプライズだ。なぜなら練習試合でもこの起用は検証できていないからだ。我々にはバリエーションが、左がジルコフの時は、右はサントス、クルゴヴォイのように、3人のサイドバックがいる。そこで右サイドで結果を出せる選手が現れた。それは我々にとってプラスのことだ。補強に関しては、絶えず続けなければならないことだ。誰がいつ契約を終えるのか注目する必要があるし、調子が悪い時だけでなく、良い時にもメンタル面を保ち、チームを強化するために、改善を進めなくてはならない。

・スパルタクの監督、テデスコ氏は家族の関係で、今シーズンで契約を打ち切ると明かした。スパルタクはここ3年でも一番弱く感じるが、その意見には賛成か。また今日のスパルタクは、ここ最近の試合よりも勝ちやすかったと思うか
→私には比較することはできない。各試合は、新しい物語だ。自分のチームしか語ることしかできない。今日の試合、我々は良いプレーができ、勝利に値していた。テデスコについては、これは彼の選択だ。幸いにも私の家族はすぐそばにいる。彼の気持ちはよくわかる。異国の地で友人や家族と離れて働くのは難しいことだ。いずれにしても彼には決定とその権利がある。彼が別の場所で働くことも、考えを変えて残ろうとも、彼の成功を願っている。

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