UEFAチャンピオンズリーググループリーグ第5節 クラブ・ブルッヘ対ゼニト戦 試合結果
追加 | 筆者 Yoshiki Kato | コメント
UEFAチャンピオンズリーググループリーグ第5節 クラブ・ブルッヘ対ゼニト戦 試合結果

12月2日UEFAチャンピオンズリーググループリーグ第5節 クラブ・ブルッヘ対ゼニトの試合が行われ、3−0でクラブ・ブルッヘが勝利しました。

クラブ・ブルッヘ:3(33分デ・ケテラエル、58分ヴァナケン、73分ラング)
ゼニト:0

GK
41 ケルジャコフ

DF
3 サントス
87 プロヒン
44 ラキツキー→4 クルゴヴォイ(46分)

MF
5 バリオス
21エロヒン→17 モストヴォイ(46分)
14 クジャエフ→ 38 ムサエフ(65分)
19 ストルミン
8 マウコム→92 シャムキン(75分)

FW
11 ドリウッシ→27 オズドエフ(46分)
7 アズムン

以下、試合後のセマク監督インタビュー抜粋

セマク:我々にとってうまくいかない結果になった。前半に失点してしまい、後半は逆転する気持ちで臨んだが、残念ながらペナルティキックに繋がるミスを犯してしまった。2−0になってからは、より逆転するのが難しくなった。交代して入った選手も希望を持っていたが、試合の流れを変え、勝利するもしくは引き分けに持ち込むためには不十分だった。

・経験のある選手と若い選手のボディーランゲージや態度で大きな違いがあったように思えるか
→実際、違いは大きい。ホームでブルッヘやラツィオと対戦したときのメンバーは戦い慣れたものだったが、チームでいくつかの問題が起き、それ以降の試合は難しいものになった。メンバーの選択肢はチャンピオンズリーグで戦うことためには足りなかった。我々には常に状態を整え、戦えるメンバー選出が行えることが必要だ。そうすることで自分たちのゲームを行うことができる。これに関しては本当に大きな違いがあった。一方でこれは若い選手達にとっては成長するための大きなチャンスだと思っている。

・ハーフタイム後の交代について
→ラキツキーは怪我のため交代させる必要があった。ドリウッシは多くのボールロストをしており、状態を取り戻すのが困難だった。エロヒンの交代は攻撃にスピードをもたらすためだった。なのでモストヴォイを投入した。

・怪我からの復帰した選手と多くの試合に出場していた選手、それぞれのフィジカル面の違いはどの程度あったか
→もちろん、大きな違いがあった。ほとんどの主力選手は1ヶ月からそれ以上離脱をしていた。離脱の後に最大限のプレーをすぐにすることはとても困難だ。もちろん、彼らにとってはプレーするのはとても辛く、また理想の状態からは程遠いものだ。

・なぜゼニトはグループリーグ4位で終えることになったのか。その一つの要因はメンバー選出の部分だとは思うが
→理由は非常に様々だ。昨年は運が少し足りていなかった、勝ち点7を獲得したのは決して悪い結果では無かったが、グループ内は非常に拮抗していた。また昨年も最後に何人かの選手を欠いていた。我々は外国人選手に依存しており、彼らは全員チームの核を担ったり、主力の選手だ。一人でも欠けるとチームは影響を受け、三人、四人といる場合は、交代するのが非常に難しくなる。
理由は他にも多くある。メンバー選出の問題は当然当てはまる。我々には交代する選手に代わる同等クラスの選手はおらず、交代すればレベルは当然下がってしまう。準備に関しても同様だ。今の状況は普通ではない。パンデミックだ。試合スケジュール、代表選出の選手の面から見ても、非常に困難を強いられた。選手達は根本的な回復ができない状態だ。
チャンピオンズリーグに関して触れると、不運なスタートを切り、いくつかのトラブルを体験した後、グループ突破を期待することは難しくなった。

・ロシア・プレミアリーグのチームがチャンピオンズリーグで活躍するために何を変える必要があるか。もしくは外国人選手の制限を変更すれば状況は変わるか。また今の条件では活躍は不可能か
→制限に関して言えば、私はよく言及していたことだ。昨年も一、二名の外国人選手が去るとチームは弱体化してしまった。四、五名退団したら、我々が大会で戦えると言うことは難しいだろう。
この選手制限に他の糸口はないと思う、なので若い選手を育成し、チャンスを与え、トップチームに引き上げる必要がある。ゼニトを強化できるような、他のロシア人選手を見つけるのは難しい。もし、候補がいても連れてくることは不可能だ。そのため、時間をかけて自分たちの選手を育成することが必要だ。

・ドルトムント戦のモチベーションに関して
→スポーツ選手にとってのモチベーションは一つだ。それは勝利すること。どんなことが起こってもそれは変わらないだろう。我々は勝つことを常に欲しているが、それは常に叶うものではない。次はホームであり、勝利で最終節を追えたいと思う。そのために全ての力を費やしたいと思う。


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