UEFAチャンピオンズリーググループリーグ第3節 ゼニト対ラツィオ戦 試合結果
追加 | 筆者 Yoshiki Kato | コメント
UEFAチャンピオンズリーググループリーグ第3節 ゼニト対ラツィオ戦 試合結果

11月4日UEFAチャンピオンズリーググループリーグ第3節 ゼニト対ラツィオの試合が行われ、1−1の引き分けに終わりました。

ゼニト:1(32分エロヒン)
ラツィオ:1(82分カイセド)

GK
41 ケルジャコフ

DF
3 サントス
6 ロヴレン
15 カラヴァエフ
44 ラキツキー

MF
5 バリオス
27 オズドエフ→ 19 ストルミン(90分)
21エロヒン→ 17 モストヴォイ(72分)
14 クジャエフ→ 20 ウェンデウ(90分)
18 ジルコフ→ 4 クルゴヴォイ(79分)

FW
22 ジューバ

以下、試合後のセマク監督インタビュー抜粋

セマク:結果にはもちろん落胆している。長い時間に渡りリードしていたが、最後に失点してしまった。モストヴォイに決定機もあり、リードを広げ勝利することもできたが、残念ながら勝つことはできなかった。この結果は喜べるものではない。

・後半にゼニトは主導権をラツィオに渡してしまったように見えた。これはどのような理由か。計画的なものか?体力的なものか?
→前半は我々が多くの時間ボールをコントロールできていた。ラツィオは得点後によりアグレッシブになり、守備を掻い潜るのが難しくなり、主導権は相手の選手に移った。ただ試合は両陣営で繰り広げられた。ある場面ではゼニトが多くを支配し、ある場面ではラツィオが支配した。もちろん勝てなかったのは残念だ。ただ、今日はこのような内容であった。

・ゼニトの失点シーンに関して。
→多くは移動スピードと決定スピードによって決まる。サイドからのパスを食い止めることはできたはずだ。さらに我々のMF陣はボールのコースを遮り、カイセドにシュートチャンスを与えてはいけなかった。

・ルビン戦後に、チームが得点後に正しくない反応をしていると監督は語った。今日の試合、得点後にラツィオが今日の試合中初めて長い時間に渡り、ボールを保持していた。これは再びゼニトが得点に対し、良くない反応をしているということか。あるいは別の理由か
→私はそうとは思わない。試合の流れの中では長く、もしくは短くボールをコントロールすることは不可能だ。いくつかのミスを犯し、単純な場面で失点したが、ボールはコントロールしなければならなかった。加えてラツィオはかなり積極的で、守備を抜けるのは難しかった。主導権を奪われてしまった。

・今日のピッチコンディションに関して
→ピッチは非常に滑りやすかった。ウォーミングアップや試合の中で、両チームの選手とも足を滑らせていた。このようなピッチの特徴は、両チームにとって同じものだ。失点の場面では、恐らくロヴレンは(足を滑らせていなければ)、パスを遮れていただろう。彼はゴール付近でシュートに備えていた。ゼニトの選手は自分のポジションに戻ることが間に合わなかった。

・ウェンデウ、ストルミンはもっと早くに出場できなかったのか。失点の場面では、ゼニトの選手達に勢いが残っていなかったように見えた
→我々に攻撃面の大きなオプションがあったとは言い難い。ウェンデウはゲームメーカーで守備から攻撃へと速くシフトできるが、アタッカーではない。クジャエフに関して触れると、彼は良いプレーを見せていた。ストルミンを出場させたのは、少しでも勢いをつけるためだ。クジャエフにはいくつか悪くないシーンがあった。私の考えでは交代は望んだものではない。

・グループステージの前半戦が終わり、次節はローマでアウェイ・ラツィオ戦だ。獲得した勝ち点はチームにとって、ポジティブなものか。あるいは衝撃的なものか
→ホーム戦では何の衝撃もない。ブルッへ戦で勝ち点を落としたのは残念だ。勝てた試合だったと思う。今日の互角の試合で、我々にはいくつかのチャンスがあったと思う。しかし、再び勝つことができなかった。獲得したポイントは無く、それにはとてもガッカリしている。しかし、どんな状況でも国内リーグ、チャンピオンズリーグ共に次の試合に向け準備をしていき、勝利のために努力していきたい。どのくらいの勝ち点を獲得できるのか、見てみよう。

・3試合を終えて勝ち点1。ベスト16進出の可能性は?
→チャンスはある。しかし小さいものだ。ポイントを稼ぎ、他のチームがどのようにポイントを勝ち取るかを見る必要がある。ホーム2試合で我々は勝ち点1しか稼げなかった。もちろん、困難なものになるが、ポイントを稼ぐために全力を尽くしたい。

・クルゴヴォイは自分のミッションをどのくらい達成できたか
→クルゴヴォイもモストヴォイもプロヒンも経験を積む必要がある。チャンピオンズリーグは言うまでもなく、国内リーグでそこまで多くの試合を彼らはプレーしていない。しかし彼らは素晴らしい将来性を持っている選手達だ。成長し続けなくてはならない。どのクラブにも起用制限があるため、我々は選手を育て、信頼してあげる必要がある。他の選択肢はない。

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