クラスノダール対ゼニト戦後のセマク監督インタビュー
追加 | 筆者 Yoshiki Kato | コメント
クラスノダール対ゼニト戦後のセマク監督インタビュー

クラスノダール戦を終え、ロシア・プレミアリーグ優勝を決めたセマク監督が試合後インタビューに応じました。

・今日の試合、どの場面が決め手になったか。ガジンスキーのミスか。あるいはアズムンのゴールか。また残りのリーグ戦でメンバーのローテーションは考えているか。
→決め手となったのはルニョフがPKを止めたシーンだ。メンタル的に重要な場面だった。ゲームに触れると、前半はチャンスが少なかった。2ゴールを決めているが、さほど重要なことではなかった。後半は主導権を握り、いい時間を送れた。追加点を奪い、試合の流れを支配することができた。
起用選手に触れると、選手の状態を見極めていくつもりだ。ローテーションはあるだろうが、近日中に決定する。

・クジャエフに関して。彼のもとにヨーロッパからのオファーは来ているのか。どうしてロシア代表選手をチームに残すかどうかの議論がクラブ内で生じているのか。
→そのような問題は生じていない。我々はクジャエフと利害関係にある。クジャエフとの契約は切れるが、彼は今後彼のもとにあるオファーの中から将来の選択を決めるだろう。

・監督はゼニトをリーグ2連覇に導いたが、チームのプレーを変えてきたか。またルチェスク監督やマンチーニ監督のミスをどう考察したか。
→前任者たちに関し、述べるつもりはない。彼らはプロであり、サッカー界で多くの成功を成し遂げてきた。チームの成功は、事実の積み重ねである。各々が自分やるべきことを行い、結果を出している。そして我々はこの雰囲気の中、前進し続けなくてはならない。それに加え、今までにない状況下のリーグ戦で、選手が勝利を追い求め、勝利を欲した姿勢も付け加えなければならない。

・昨シーズンゼニトは3節を残して優勝を果たしたが、今回は4節を残しました。国内にゼニトのライバルはいないのでは?
→我々は集中してプレーし、リーグ再開後一つの取りこぼしもしなかった。そして当然の結果に至った。しかし、春にホームで勝ち点をいくつか失ってしまった。どんな試合でもポイントを稼ぐ努力を我々は行っている。そして我々はリーグ王者になった。我々は強く、優勝が打倒だという声もあるが、簡単なことなど決してない。

・なぜ今日の試合4−4−2のフォーメーションを起用したのか。またオズドエフの前半での交代理由に関して。
→オズドエフの交代は、彼の調子が悪かったからだ。今日の試合は気温が高く、ある者にはこの気候に慣れているが、慣れていない者もいる。オズドエフは多くの仕事量をこなしてくれた。非常に効果的な選手だが、彼が疲れているように見えた。計画的な交代プランが我々にはあるが、オズドエフの交代もそのうちの一つと言える。我々は彼の交代を前半終了後、あるいはそれより少し後に実行する予定だった。この交代は功を奏し、ジルコフは輝かしいプレーを見せた。ドウグラス・サントスも同様だ。

・メドベージェフ会長は選手移籍に関してはシーズン終了後に議論されると語ったが、監督にはどのようにチームを強化するかに関し、考えはあるか。またプレシーズンが非常に短い中で、どのようにチームを新シーズンに向け準備するつもりか。
→我々はあらゆる面に対し働きかけていく。我々は提案を行うが、決定は首脳陣が行う。移籍に関しては会長に向けるべきだ。

・次節のソチ戦では先発メンバーに若手選手をどれほど起用する予定か。
→何人かは準備している。我々はどの試合でも勝つことが必要とされる。誰がどれくらい準備できているか、何人の若手選手がプレーする準備ができているか見ていくつもりだ。選手の状態が判明するとき、わかるだろう。

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