契約延長発表後のセマク監督インタビュー
追加 | 筆者 Yoshiki Kato | コメント
契約延長発表後のセマク監督インタビュー

ゼニトと2年+1年オプションの契約を結んだセマク監督が、契約延長発表後にゼニト公式インタビューに応じました。

・監督、契約延長おめでとうございます!この契約延長は、あなたにとってどんな意味がありますか?
セマク:私にとって困難かつとてもワクワクする仕事の契約延長だ。これは経営陣からの信頼だと思う。

・ある種の不確定事項があったとして、それが無くなったことはあなたにとって喜ばしいことでしたか?
セマク:そんなものは無かったよ。全ては単純で明白なものだった。ただコロナウイルスの影響で、若干交渉は長引いた。しかし噂されたような話はなかったよ。会議は2度行われた。メドベージェフ会長とはあらゆることについて合意したよ。

・何らかの疑念は持ちませんでしたか?
セマク:疑念なんか無かった。契約延長に関する議論は春先に行われた。とても早く合意に至れたよ。若干遅れもあったが、繰り返すように状況が変わったからだ。でも私にとってそれらはすでにそこまで重要話ではない。

・あなたがゼニトに移籍したのは2010年で、それから約10年が経過しました。当時これほど長くクラブと関係を持つことを予想していましたか?
セマク:選手生活や指導者人生が長期計画として組まれるなんてことを、予想できるものでないと思う。とても早く変化したり、たまたま上手くいったりするものだ。もちろん、私と私の友人たちはとても嬉しいよ。何度も語っているが、私も私の家族もペテルブルクがとても気に入っている。10年暮らすのも、働くのも全て喜ばしく思う。素晴らしい街と素晴らしいクラブ、最高のサポーターにスタジアム、仕事と人生の喜びを得るための全てがここにあるんだ。

・メドベージェフ会長は2つ目の星を狙うこと目標に語っていますが、これはどれくらい実現しそうですか?
セマク監督:メドベージェフ氏やクラブに首脳陣は、戦略的な考えをする。すでに話したが、監督にとって遥か先のことを見通すことはとても困難だ。計画に関しては、もちろん、我々は毎シーズンUEFAチャンピオンズリーグに出場しなくてはならないし、大会優勝のために戦わなくてはならない。その先はわからない。多くの事象は選手移籍の状況やスポーツ界のルールや決定に基づいてしまうことがある。私の立場からすると、毎試合勝つために努力をしていくだけだ。ロシア・プレミアリーグにおけるミッションは明白だ。ヨーロッパのカップ戦に関しては、実現できることとできないことが大きく影響してくる。サッカーは全てのことがあり得る面白いスポーツだ。もちろん、チャンピオンズリーグの試合は選手やスタッフ、サポーターの夢だ。その夢のために我々は進んでいくんだ。

・2ヶ月の中断期間後、選手たちはどう感じていると思いますか?
セマク:選手にとってもスタッフにとっても面白い経験だ。これほど長く何も無かったのは初めてだ。今、我々は良い状態で公式戦に望めるために必要なトレーニングメニューにスムーズに入れるよう、とても慎重になりながら調査に努めている。問題もあるし、難しい部分も多くあるが、我々は試合再開に向けてそれらを解決していくつもりだ。

・3週間ほどの準備期間で十分だと思いますか?
セマク:もちろん、もっと欲しいよ。フィジカル面と試合感を最適な状態にするための練習試合も必要だ。時間はどのクラブにも同様にある。おそらく良いコンディションに近づけるための準備時間は不十分だ。しかし、試合を通じて状態を取り戻すためには十分な時間だろう。

・成功を収めるために、何が最優先ですか?フィジカルですか、戦術ですか、メンタルですか?
セマク:全ては一体だ。もちろん選手のフィジカルコンディションはとても大事だし、メンタル面も重要だ。何らかのサプライズの可能性は高まっている。状況は非常に予想できないものだ。

・ロスポトレブナゾール(ロシア連邦消費者権利保護および福祉監督庁)は観客を入れての試合を許可しました。これについてどう思いますか?
セマク:もし観客を入れた試合ができて、サポーターや選手が危険に晒されないのなら、もちろん素晴らしいことだ。このニュースを知った時、とても嬉しく思ったよ。我々はサポーターのためにプレーしているからね。

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