UEFAヨーロッパリーグ第3次予選ゼニト対ディナモ・ミンスク 2ndレグ結果
追加 | 筆者 Yoshiki Kato | コメント
UEFAヨーロッパリーグ第3次予選ゼニト対ディナモ・ミンスク 2ndレグ結果

8月16日にUEFAヨーロッパリーグ第3次予選ゼニト対ディナモ・ミンスクの2ndレグの試合が行われ、8-1でゼニトが勝利しました。

ゼニト8(22分パレデス、66分ノボア、75分、79分、116分ジューバ、103分ドリウッシ、120分、120分マク)
ディナモ・ミンスク1

ゼニト対ディナモ・ミンスクの試合は、2試合合計8−5(1stレグ0−4)となり、ゼニトがUEFAヨーロッパリーグ最終予選に駒を進めました。最終予選の対戦相手は、モルデFK(ノルウェー)となります。

以下、出場メンバー

GK
ルニョフ

DF
アニュコフ(C)
イヴァノヴィッチ
メブリヤ
ナビウリン→ザボロトニ(59分)

MF
パレデス(72分退場処分)
エルナニ→ドリウッシ(61分)
ノボア→スモリニコフ(103分)
クジャエフ
エロヒン→マク(102分)

FW
ジューバ

以下、セマク監督の試合後インタビュー

セマク監督:大敗を喫してからのリベンジとなり、難しい試合となった。前半はサイド攻撃を多く試みたが、うまくはいかなかった。チャンスはあり、ゴールもできる場面があったので、得点が決まって入れば、試合はより楽になっただろう。後半はザボロトニを投入し、ロングパスがより通るようになった。技術のある選手や、背が高い選手もいた分、有利に働いたね。我々は今日の勝利に大いに値していた。チームを誇りに思う。
一番厳しい時間帯に選手たちは一致団結することができた。延長戦に決まった相手ゴールが、アウェーゴールとしてのアドバンテージを持つことは、私の考えではアンフェアに見える。少なくとも、あの相手のゴールが我々を一つにしてくれた。退場者を出しても、勇敢な戦いであった。不利な状況に陥ったが、自らそれを脱した。
チームの戦いに関して、熱をもって語ることができるよ。選手の献身性、精神力、連携に感謝したい。また選手たちはゼニトサポーターに喜びを与えてくれた。そのことにも感謝したい。

・1stレグの敗戦後、どのようにチームを立て直したのか?
→監督の仕事は、選手を邪魔せず、選手を可能な限り助けることだ。私はピッチに立てないからね。我々の状況は崖っぷちだったし、そのことを彼らは理解していた。何が必要なのかといういつも通りの話を彼らとした。

・今日の試合、ジューバとザボロトニが初めて一緒にプレーしていた。今後も同時に起用することはあるか?
→相手チームや選手の状況から見ていくだろう。シーズン前の合宿では、みんなコンディションが異なると誤魔化しながら言うことができた。だが今、なぜ無いと言い切れようか。悪く無い選択肢だ。ザボロトニはクオリティのある選手で、トップ起用もできれば、サイドに置き換えることもできる。彼の持つポテンシャルを発揮できるはずだ。

・選手のコンディションの観点から見て、今日の勝利はどのような意味を持つか?
→もちろん、長くプレーした分、フィジカル面から見ると大変大きく、感情的高まりだ。選手の状況やデータしっかり確認していくつもりだ。問題点は解決する必要があり、選手が次の試合の準備をし、良い状態にするために、この今の状況を最大限抜け出せるよう努力するつもりだ。できるかどうかは、今は断言できない。

・以前、監督には移籍に関する影響力が少ないと話していたが、今日の勝利は移籍に関し、助けとなるか?
→答えるのが難しい質問だ。私はどこへ進むべきかを理解している。クラブ首脳陣が同じように理解していると私は期待している。どうなるか見てみよう。少なくとも残された時間は多くない。

・パレデスは罰金処分になるか?
→何かしらの処分があるだろう。明日判明する。処分はそこまで深刻なものにはならないだろう。

・今日の勝利は歴史に残るものか?今までのキャリアでこのようなことはあったか?
→恐らくこのような勝利経験はしたことがない。屈辱的な敗戦は思い出せるがね。フットボールの世界では様々なことが起きる。理由も様々だ。しかし、私が思い出すのはネガティブな場面ばかりだ。1stレグのような悔しい経験は、より記憶に残りやすい。しかし今、我々は今日の勝利の余韻に浸る権利がある。明日までだがね。

・もし相手が得点を決めていなかったら、どんなゲームプランになっていたか?マクとスモリニコフは出場していたか?
→マクはもっと早い段階で試合に出したかった。マクはスモリニコフと共に、素晴らしい試合を作り上げてくれたね。プレーに新鮮さを取り入れる必要があり、修正を行えた。試合に出た選手、出ることができなかった選手、全員が落胆していることはないということを理解する必要がある。

・ホームサポーターが観客席には入れなかったが、水上バスに乗り込み、スタジアムの前で応援していた。声は聞こえたか?
→少し聞こえづらかったものの、応援の声は聞こえたよ。試合後には選手たちがサポーターに感謝を伝えに行った。みんなサポーターの応援を喜んでいたよ。今日は観客席ではなかったが、家で、スポーツバーで、船上でそしてサンクトペテルブルクスタジアムで、ゼニトを応援してくれた。我々は満足いくプレーができるよう、できること全てを行うよう努力していかなければならない。

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