FCゼニト 現地レポートVol.1 「サンクトペテルブルクスタジアムとファンイベント」
追加 | 筆者 Takaaki Inokuchi | コメント
FCゼニト 現地レポートVol.1 「サンクトペテルブルクスタジアムとファンイベント」

FCゼニトのホーム、サンクトペテルブルクスタジアムで行われている様々なファンイベント

初めまして、FCゼニト サンクトペテルブルクのPR部門で5月末まで活動をしています井ノ口です。不定期ではありますが、これから5月末までFCゼニトの取り組みやワールドカップを控えた現地の様子などをこちらのページを通じてお届けします。

こちらでは、先週末にロシアプレミアリーグのウィンターブレイクも明け、UELラウンド16の真只中(RBライプツィヒ戦1stレグは残念ながら2-1の敗戦)と、チームの活動が一気に盛り上がって来ています。


サンクトペテルブルクスタジアム
そんな中、今回皆さんへお届けするのはFCゼニトのホームスタジアムである「サンクトペテルブルクスタジアム」についてです。クレストフスキー(Krestovsky)島にあることから、クレストフスキースタジアム、ゼニトの本拠地であることからゼニトアリーナとも呼ばれています。収容人数は、ロシアプレミアリーグで最大約56,000人、ワールドカップでは最大約68,000人を想定しています。このスタジアムでは、ワールドカップ本大会の準決勝、三位決定戦を含め全七試合が行われる予定です。

ところで皆さん、「ロシアのスタジアム」というとどんなイメージをお持ちでしょうか?「寒そう」、「お酒沢山飲んでそう」等、色んなイメージがあるかとは思います。ですが、多くの方が「これ」といった明確なイメージはないのではないでしょうか。では、実際サンクトペテルブルクスタジアムはどうかと言うと、実は子供から大人まで試合中以外でも十分楽しめる場になっています。(ちなみにスタジアムには開閉式の屋根があり、外気が-15℃でもスタジアムの中は20℃程度に保れていて非常に快適です)


スタジアムでのファンイベントとその効果
例えば、先日3月3(土)に行われたアムカル戦では大きなスタジアムの広いコンコースを活かし、15以上のファンイベントがスタジアム中で実施されていました。例えば、ロシア美術館*とのコラボレーション企画、オリンピックメダリストによるトークショー、同じゼニト・ファミリーであるバスケ、バレーボール*チームの選手との競技体験、eスポーツの体験ブース、ミス・ゼニト等々。こうした光景は、以前(10年以上前になりますが…)良く訪れていた昨シーズンまでのホームスタジアムであるペトロフスキースタジアムではあまり見ることのなかった光景だったので、正直個人的にはその変化にかなり驚きました。

こうしたイベントを行うことで、家族連れの観客も増え、実際来場者の満足度も大きく上がっています。加えて、イベント参加のため以前よりも観客が早くスタジアムにやって来る様になり、入場口やセキュリティチェックでの混雑の緩和にも繋がっています。一方で、スタジアムが巨大なため、まだまだコンコースに余裕があるのも事実です。この余裕のあるスペースでは今後、ワールドカップ後に記念品やグッズの展示スペースとして活用される計画も進められているとのことです。


ロシアのスタジアムを満喫して下さい!
勿論ゼニト以外のクラブでもロシアのスタジアム内では、様々なイベントが行われています。そうした中でもロシアを代表するクラブが積極的にスタジアム内にエンターテイメント性を持ち込むことで果たせる役割は非常に大きいのではないかと感じています。是非スタジアムにお越しの際は、”キックオフの2時間前”にはスタジアムに到着し、趣向を凝らしたイベントの数々をお楽しみ下さい!(今回は触れていませんが、もちろん試合中のゼニトサポーターの圧倒されるような声援も大きな見所の一つです!お忘れなく!)


参考ページのご紹介:
*サンクトペテルブルクスタジアムのウェブサイト、FB、Twitter
HP: http://piterarena.com/en
FB: https://www.facebook.com/spbstadium/
Twitter: https://twitter.com/spb_stadium


FCゼニト ウェブサイト内でのスタジアム紹介ページ
https://en.fc-zenit.ru/club/spbstadium/index.php


*ロシア美術館:
サンクトペテルブルクにあるロシアの美術館の中で最大のコレクションを誇る美術館
http://en.rusmuseum.ru/


*ゼニトはサッカーだけではなく、バスケ、バレーボールを始め様々なスポーツクラブを持つ総合型のスポーツクラブです。

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